すねっかじりムスメ“ターゲット”について語る。【カフェ/飲食店/開業】

開業編

はーい!親のすねかじって夢叶えちゃったmaikumaです!

今回のテーマは“ターゲット”です!

  • “ターゲット”って決めなきゃいけないの?
  • 自分でお店やるんだから自分の好きな様にしたい!ダメなの?
  • “ターゲット”って何ですか?

こんな方々の反面教師になれれば幸いです!

「そろそろ自分のお店持つぞー!!」って

“飲食店開業のススメ!”みたいなノウハウ本開くと

「まずはコンセプトを決めましょう!」

コンセプトを決めたら“ターゲット”を設定しましょう♪」ってな感じの2〜3ページがありましょう!

もー足りない!全然足りない!(大人の事情があるんでしょうね。ページ数とかね。色々ね。)

“ターゲット”なめんじゃねぇ!です。

でも絶対に書いてあるから絶対に大事なんです!

私には大人の事情もページ制限も無いので好きに書かせていただきます!

信じるか信じないかは貴方次第です!???

私は10年前“コンセプト迷子”のままお店をオープンさせました。10年経った今でも反省してます。

それでも何とかやってこれたのは、“ターゲット”の概念を知ってたからだと思ってます!専門時代のうっすらした記憶で。

何の根拠も権威もございませんが圧倒的体感のみでお届けします!

読み終わる頃には、“ターゲット”が理解出来て骨太で魅力的なコンセプトを提案できる様になってますよ♪

“ターゲット”を知らないヤツに“コンセプト”は作れない!

お店や“コンセプト”を作る時に“ターゲット”を知るってめっちゃ大事!」ってお話でございますが!

なんと今回は珍しく成功体験をお話出来そうな予感です。笑

前回は“コンセプト迷子”だったmaikumaの黒歴史から、「“コンセプト”を決めるってめっちゃ大事!」ってことを切々と語らせていただきました。

“コンセプト迷子”のままお店が始まってしまうとどんな恐ろしいことになってしまうのか、重々お分かりいただけたかと思います。

しかしながら、決めてりゃイイってもんでもないのが“コンセプト”です。

そのめっちゃ大事な“コンセプト”“ターゲット”に向けて作られていなければ地獄行き決定です!!!

実は私には10年以上結婚させていただいている旦那ちんがいるんですが…

急にどした!??って思うかもしれませんが、まぁ聞いて下さい!

まだ結婚して1・2年の頃、なかなか微妙なプレゼントをくれたことが何度かあったんですよ。愛故に。

お付き合いしてから結婚するまで1年位しか無かったですし、私のことをまだよく分かってなかったのでしょう。

旦那ちんはめっちゃ喜ばせる気満々だし、自信も満々だったでしょうね。

でも私の感想は「…う、うーん。ありがと…う?」ってことが何回かあったんです。

「プレゼントをくれるその気持ちが嬉しい!」とか

「愛する旦那様がくれるものだったらなんだって嬉しい!」とかの

寝言は取り敢えずおいといて下さいませ!

続きます!

数多の「…う、うーん。」を乗り越え

旦那ちんとのお付き合いも10年を超えるものになってきました。

今では微妙なプレゼントをしてくることなんてありません。

めちゃくちゃ聞いてきます!笑。

そんでもってジャストミートで私が欲しいモノを欲しいタイミングでプレゼントしてくれます。

私の「…う、うーん。」を察知して改善してくれたんですね。

旦那ちんは“私”(=ターゲット)のことをよく分かってんなーって思います!のろけです。すみません。

この微笑ましい夫婦のお話からお伝えしたいことは

相手のことを知らなければ、相手を喜ばせるプレゼントは出来ない!ってことですよね。

つまり

“ターゲット”のことを知らなければ、“ターゲット”に刺さる“コンセプト”は作れない!

“ターゲット”のことを知りたければ、“ターゲット”に聞け!思い込みダメ!絶対!

ってことです。

夫婦だったらよく知り合うのに時間をかけられますけど、お客様はそんな気長に待ってくれませんからね!

“コンセプト”を考える時に、しっかりじっくりリサーチするのオススメですよー

“ターゲット”はたった一人のミューズ

ターゲット、ターゲット言いますけど、“ターゲット”ってなんですか!?ってことですよね!

直訳すると【target】“標的”“的(まと)”ですが

ここで言っているのはマーケティング的“ターゲット”=想定顧客層(自分のお店に来てくれるであろうお客様たち)です。

これが教科書の模範解答↑

模範解答だけじゃつまんないですよね♪

maikuma的“ターゲット”=自分のお店に来てもらうべきたった一人のお客様。

です!

“たった一人”でイイ理由は2つ

  1. みんなの意見を平均化した意見は誰の意見でもないから。
  2. 10年やってきた中での実感。

理由1.から解説していきますとですね…

“ターゲット”を知ろう!ってことで

自分のお店を気に入ってくれそうな、アヤコさん、ハルコさん、マイコさんの3人にお話を聞けることになりました。

食べたいメニュー、値段のこと、好みのインテリア、嬉しい接客、よく使う支払い方法、etc.etc.

3人じゃなくてもたくさんの人の意見を聞いて、取り入れれば取り入れる程、万人ウケする“コンセプト”のお店が出来上がってたくさんの人に来てもらえそう♪

勝確や!

待って、待ってー

色んな人の意見を活かすってなると…

  • 平均を取る。
  • 項目毎に“イイ”と思った意見を取り入れる。

ここら辺になると思うんですけど、

この結果出来上がるのは

万人ウケする最強の“コンセプト”ではなく

ゆらゆら幽霊みたいに

実在しない“ターゲット”です!

幽霊はお店に来てくれません!

理由2.10年やってきた中での実感。ということで自分の話を少し。

オープン時、コンセプト迷子野郎だったmaikumaですが…

(maikumaの心の中で決めている)“ターゲット”だけは10年間たった一人。

このたった一人の為にお店を作ってきました。

これが迷子野郎の首の皮一枚繋げてくれたんですよ。

まぁ、あとは借金が無かったからですね。母上様様です。

えー“たった一人”とカッコつけて言い切っちゃってますけど、10年の間には色々ありましてですね…

– maikumaのお店の場合 –

まずお店のことを「考える・決める」脳みそが母上と私とで2つある訳ですよ

決めて実行される時には2人が納得したものでなくてはならない訳です

maikuma閃く!▶︎母上に提案!▶︎うーん…▶︎母上が納得する状態に訂正(もしくは頓挫)▶︎妥協案成立

これで【実行!】の時はまぁよろしくないです

“たった一人”から生まれた閃きはヌルっと薄まってるか消えちゃってるかしてる訳ですから

まぁコレもすねかじって夢叶えちゃった弊害ですね。

ここ数年で「失敗するかもしれない!でもコレだ!アイツにはコレでイイんだ!」ってやっていけるようになってからは、お店の強度も質量も上がって

投げた球ちゃんと届いてんなー

って日々営業しております。

“たった一人”のお客様を“ターゲット”に据えてお店を作る。

え?一人に絞るの心配?

大丈夫です!

母上とmaikumaのお店

“ターゲット”“たった一人”

(私の心の中でね。母上とはオープン時フワっと話合った位。笑)

ランチタイムしか営業してない20席程度の小さなお店ですが、毎月平均900名以上のお客様が来てくれています。

“コンセプト”を考えていて「しっくりこないなー」って時にやってみて下さい!

“たった一人”の心を鷲掴みに出来るお店の魅力は、たくさんの人に響いてくれますよ♪

“ターゲット” is me! なエゴイストさんいらっしゃい

自分で「お店をやろう!」っていうヒトの中にはある程度、

「こんな料理を出したい。」

「こんな店にしたい。」

「こんなことやりたい!」

「好きな様にやりたい!!

って言うのがあるから

「よし!自分でお店をやろう!」ってなってると思うんですけど…(コレ私。笑)

取り敢えず、この気概とお金があれば自分の中ではなんかイイ感じのお店をオープンさせることは出来ちゃいます!(実証済み。)

そして何を隠そう!

10年間、私の心に住まう揺るぎない

“たった一人”“ターゲット”!

それは!

なんと!

“自分”です!

はい。ターゲット=自分”でもOKです!

ただ当然ながら【注意点】【メリット】【デメリット】ございます!

ご一読頂きましてから、“ターゲット”をご自身に設定されますことをオススメ致します。

注意点

お客様の自分と経営者の自分、分けて見られる?

お客様として自分を客観視できますか?って事です。これから自分のお店を経営していく訳ですから、初めはピュアな素人で本来のお客様と変わりなくても経営を続けていくことで経験を積んで段々玄人になっていきます。分けて考えられないまま自分を“ターゲット”に設定してしまうとお店に都合の良い、幽霊さんを生み出してしまう危険性大!です!

自分で合ってる?

“ターゲット”を設定したら、“ターゲット”を知るために分析していきます。“インテリアの好み”とか“好きな料理”以外にも家族構成や住んでる地域、生活サイクル、外食するシーン・予算etc.etc. 自分が出店場所から6駅先に住む26歳独身で出店場所の近隣住民の主婦層を狙っていこう!って思ってるなら“ターゲット”は“自分”ではないよね。ってことです。

マイノリティー過ぎない?

【マイノリティー】=少数派。ですね。ある程度のこだわりとか、ちょっと変わってるかも!って嗜好もお店の個性が出て良いかと思うんですけど…自分が無茶苦茶クセ者です!全然融通効かないタイプです!って自負のある方は“ターゲット”は他の方にお願いしましょう。

メリット

コストがかからない。

自分が“ターゲット”だったら金銭的コストはもちろんゼロだし、時間も手間も最小限で情報収集も分析も出来ます。懸念点はありがちなコレですよ!「自分のことだから分析なんかしなくても分かってる。」こうなっちゃう方、地獄に片足突っ込んでます!ヒィィーーー

タイムリーな情報をゲットできる♪

飲食店を経営するって選択の連続です。オープン時だけじゃなく日々です!日々!小さなもーのから、大きなものまで♪この選択の場面に直面した時、“ターゲット”が自分だとすぐ「どーなん?」って聞けますから。

デメリット

情報の入手ルートが減っちゃう。

“ターゲット”を自分にすると、必然的に情報の入手経路が減りますよね。コレも【注意点】と同じで最初は良いんですよ。会社辞めたてホヤホヤとか。自分の小さなお城の中で快適なルールで長い時間過ごしてると知らない内に結構な外界とのギャップが発現してることがあります。実際、自営業者さんって良くも悪くもマイルールの中で生きてる方多いです。私含め。笑。対策必須事項です。

まとめ

皆様、“ターゲット”について知ることの大切さ、ご理解いただけましたでしょうか?

“ターゲット”について

  • 知らなきゃダメ!
  • “たった一人”でイイ!
  • 自分でもイイ!

きっとこの記事に辿りついてくれた方は、カフェや飲食店が好きだったり、やってみたいなと思っている方なのでしょう!

著名な先生方のノウハウ本に加えて参考にしていただければ幸いでございます。

世界に面白いお店が増えますよーに☆

ではまた!

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